2023/11/05 22:08

「認知症」


個人的に最も恐れている病です。
良質な睡眠が認知症予防になること、さらに睡眠障害のサインで
認知症の恐れもある、ということをお話します。

明らかになっている認知症と睡眠不足の関係



睡眠がきちんと取れないと記憶の機能が低下するだけでなく、「アルツハイマー型認知症」のリスクになることが明らかになっています。また、睡眠時無呼吸症候群がアルツハイマー型認知症のリスクになるということも報告されています。

そもそも認知症(アルツハイマー病)とは?


アルツハイマー病は脳が萎縮し、知能や身体機能が衰えてしまう病気ですが、その原因となるのが「アミロイドβタンパク質」という物質です。このタンパク質が脳に溜まり脳内の神経細胞を破壊してしまうことで認知症(アルツハイマー病)が発症されると言われています。
睡眠不足、睡眠障害によって脳内に溜まってしまう「アミロイドβタンパク質」


アミロイドβタンパク質は覚醒時に脳内で増加し、睡眠時に排泄が高まることがわかっています。睡眠障害で覚醒時間が増えてしまうと、アミロイドβタンパク質が脳内で増加してさらに排泄が効率よく進まないため、アミロイドβタンパク質が脳に沈着しやすくなり、アルツハイマー病の発症を高める可能性があるのです。

またその逆でアミロイドβタンパク質が沈着していると睡眠障害が起こりやすくなるという研究結果も出ています。
認知症(アルツハイマー病)​を発症する原因はこれだけではありません。予防のためには適度な運動習慣や良質な食習慣もとても大切になってきます。
私を含めたミドル世代の方は特に気をつけたいところですね!
参考:誰でも簡単にぐっすり眠れるようになる方法 白濱龍太郎著作