2023/11/05 22:25
毎日長い時間をかけて通勤し、仕事も長時間。
疲れていても家事は完璧にこなす。
ジムで体がヘトヘトになるまでエクササイズ。
でも、体は疲れているのに眠れない…
そんな「過労不眠」についてお話します。
ギリギリまで頑張って体を酷使する人は、
突然ダウンすることもあります。
ストイックなアナタ、要注意です!
睡眠のためにハードなエクササイズはいらない
なかなか眠れないから、体を思いっきり使ってぐっすり眠むろうと
考えるかもしれませんが、それは要注意です。
実際にヘトヘトになって寝落ちしてしまったとしても
それは自律神経が乱れているだけで、
逆に睡眠の質を下げてしまいます。
体の回復に追いつけず、自律神経が乱れる結果に…
運動や活動をすると疲労の原因因子FFというタンパク質が発生し、
疲労を解消しようと疲労回復物質FRが分泌されます。
本来、FRの疲労回復作用はFFより長時間持続するという特性があるので
軽い運動ならFRがFFを上回って疲れは回復するのですが、
激しく疲労すると疲労因子FFの発生量の多さに疲労回復物質のFRの供給が
追いつかず、回復しきれないのです。すると自律神経がオーバーワークに。
必要なのは軽めの運動
それならあまり体を動かさない方が良いのでは?
と思うかもしれませんが、
しかし、この疲労回復物質FRというのはある程度疲労因子FFが
放出されて初めて出てくる物質なのです。
なので普段から軽い運動を生活に取り入れて適度に
疲労回復物質FRを出しておくことは必要な時にFRを
出す反応性を高めるために必要なこと。
年齢とともにこの反応性も鈍くなるので、特にミドル女性は
普段から生活に軽い運動を取り入れて頂きたいです。
ちなみに運動は交感神経が優位になり、眠りを妨げるので、
寝る2時間前までに終えてくださいね。